プロ野球番記者コラム

年代物ヴィトン香水まとう菅野に偉業の香りぷんぷん

<とっておきメモ>

<セCSファーストステージ:ヤクルト0-4巨人>◇第2戦◇14日◇神宮

ヤクルト対巨人 7回裏ヤクルト2死、山田哲に四球を与え悔しがる菅野(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対巨人 7回裏ヤクルト2死、山田哲に四球を与え悔しがる菅野(撮影・鈴木みどり)

巨人菅野は70年ぶりに復活した崇高な香りで身を包んでいた。開幕から間もないころ。戦後生まれの世代には覚えのないような香りを漂わせていた。「ルイ・ヴィトンの香水。去年、70年ぶりに復活したんです」。さりげなく明かした。1946年以降は香水を生産しなかったフランス老舗ブランドのフレグランスだった。

この日の快挙は「70年ぶり」どころではない。80年を超えるプロ野球史に新事実をしるした。史上初のポストシーズンでのノーヒットノーラン。野球人として唯一無二の存在に名を刻んだ。だが特別、大きな驚きはない。レギュラーシーズンで“香り”をぷんぷんと漂わせていたからだ。

5月11日中日戦で7者連続奪三振。巨人では54年大友工、03年久保裕也、12年杉内俊哉に並ぶタイ記録だった。同18日DeNA戦ではプロ初本塁打。巨人投手のV弾は04年の工藤公康以来14年ぶりだった。シーズン8完封は78年鈴木啓示(近鉄)以来、40年ぶり。3年連続の最優秀防御率は56~58年の稲尾和久(西鉄)以来2人目でセ・リーグでは史上初だった。

塗り替えた数字、呼び起こした記録を挙げればきりがない。トップ・オブ・トップの偉人たちがしるしてきた歴史とも互角以上の勝負を挑み続けている。【巨人担当・為田聡史】

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