巨人高橋由伸監督(40)が、レッドソックス上原浩治投手(40)に「仏のススメ」を説かれた。5日、都内での少年野球イベント「上原浩治杯×高橋由伸杯“ドリームマッチ”」の後、トークライブを実施。誕生日(75年4月3日)が同じで巨人時代から仲の良い上原からは「あえて怒るとか必要ない。変に変えたらおかしくなりそうなので、怒る部分はコーチの方に任せて」との助言をもらった。

 互いを知り尽くすからこその、メッセージだった。2人は共通点を「負けず嫌い」と認める。高橋監督は「(表情から)分かりやすいのと分かりにくいのがある。僕は分かりにくい方」と笑った。闘志を秘め、勝利のために戦い続けた現役時代。その姿を知る上原から「人間性を変えなければいいんじゃないか。今年は悔しい思いをしていますから、来年見返してくれるだろうと思っています」。無理に鬼軍曹になる必要はないぞ-との助言だった。高橋監督も「自分らしさは変えないでいい。怒り方はいろいろあるだろうけど、そんなに感情的になる必要はない」とうなずいた。

 質疑応答での鋭い質問にも、肩肘張らずに答えた。小学生から「優勝する自信は」と聞かれた。「当然あります…と言いたいところですけど頑張ります。2位なので自信があると言うのもおかしいかな」と返した。この日、上原から春季キャンプ“臨時コーチ”の快諾は得られなかったが「本人の調整もあると思うので」と思いやった。「勝つことしか考えていません。長く強くというチームをつくりたい」。見た目はスマート、心はホットに。これまで通りの「由伸スタイル」で、常勝巨人を取り戻していく。【浜本卓也】