阪神西岡が開幕7戦目でようやくの今季初打点で、チーム唯一の得点をもたらした。4回2死一、二塁でDeNA井納からしぶとく一、二塁間を破った。二塁走者福留の本塁生還を見届けると、突き上げるようなガッツポーズで喜びを爆発させた。
「開幕してからチャンスで打てないことが続いていたので、あの場面では打ちたい気持ちが強くあった。そういう気持ちが結果につながってくれたと思う」
バッテリー以外は開幕から固定された先発メンバー。唯一、打点を挙げられていなかったのが7番西岡だった。二塁守備では3回先頭戸柱のゴロをはじく失策で冷や汗をかいた。1点リードの8回2死二塁では荒波の二遊間のライナーに横っ跳び。捕球していればファインプレーだったがこれもつかめず、内野安打としていた。
西岡にとって横浜は因縁の舞台だ。昨年5月22日のDeNA戦で右肘内側側副靱帯(じんたい)を損傷。4カ月もの離脱を余儀なくされた。「もうやめたいと思ったことも何回もあった。でもここでやってることがいつか上で力になるから。だから俺はやってる。やめたら何も残らへんやろ」とつらいリハビリに明け暮れた。
苦しい時期を乗り越えて、今季を迎える。チームのサヨナラ敗戦を受け「素直に喜べない? もちろん、チームの結果ですから。チームに勝ちがつくように活躍しないと。必死にやってます」。7番に座る西岡が存在感を増した時、阪神打線は手が付けられなくなる。【梶本長之】



