阪神矢野燿大監督(50)がレジェンドに大きな期待を寄せた。今秋の高知・安芸キャンプで臨時コーチを務める山本昌氏(54=野球評論家)について「技術はもちろんやし、考え方も、気持ちの部分でも。クビの1歩手前までいってから、50歳まで投げるというところまでいった人。昌さんしかないモノがある」と、生き方すべてが教材になると力説した。
山本氏は高卒5年目の88年に星野監督の指令のもと、中日が業務提携していたドジャースに野球留学。ハングリー精神を学び、代名詞のスクリューボール習得のきっかけをつかんだ。全国的に無名だった左腕が、異国で地でプロの礎を築き、通算219勝。さらに50歳まで現役という異次元の領域まで突き進んだ。
矢野監督が中日に入団した90年代にはすでに山本氏はエース格にまで成長。崖っぷちからの成り上がりはすでに伝説だった。「めちゃめちゃコツコツやる。それこそ自主的に徹底的にやっている人。だから、あそこまでの成績を残せたと思う。めっちゃ楽しみにしてる」。レジェンドの生きざまに、プロの世界を生き抜くヒントが隠れている。【桝井聡】




