阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)とジェリー・サンズ外野手(32=韓国・キウム)が、開幕相手のヤクルト戦で情報収集に努めた。石川、小川を相手にボーアは2度の見逃し三振。サンズは一ゴロとハーフスイングの三振だった。

オープン戦初登場はともに2打数無安打だったが、矢野監督は「(打席)数を立っていかないと相手の球の軌道や日本の審判のことはなかなか学べない」と納得。3番マルテからの助っ人3人によるクリーンアップは異例だが本番も見据える。指揮官は「現実としてありえる」と話し、超攻撃型オーダーも一策だ。

ボーアが「今日はタイミングを取るのが遅れた。修正したい。対戦して、どういうチームか感じた。投手も見られた」と話せば、サンズも「各チームがどう攻めるか学びたい」と自覚十分。本番まで1カ月を切る中、状態を上げる構えだ。