西武は17日、プロ12年目の今季限りで増田達至投手(36)が現役引退すると発表した。引退試合と引退セレモニーを28日のロッテ戦(ベルーナドーム)で行う。
柳学園-福井工大-NTT西日本を経て、12年ドラフト1位で西武に入団。プロ1年目から11年連続で30試合以上に登板し、大きな重圧がかかる試合の終盤でフル回転した。守護神、セットアッパーなど過酷なポジションで仕事をし、15年に最優秀中継ぎ投手、20年には最多セーブのタイトルを獲得。18年、19年と2度のリーグ優勝に貢献した。通算559試合に登板し、31勝、40敗、109ホールド、194セーブ。
昨季は主に抑えを任されるも、チームの得点力不足ゆえの「1点を守る」難しさにも苦しみ、40試合で4勝4敗、19セーブ、防御率5・45。再起を期すべく挑んだ今季は12試合で0勝2敗、0セーブ、防御率4・09。6月15日に出場選出登録抹消後は1軍登板はなく、現役生活に別れを告げることを決断した。
球団を通じて「ここ数年、思うように投げられない自分がいました。そんな時でも観客席から送られる熱い青炎に感謝を感じるとともに、もっとチームに貢献したい、皆さまと喜びを分かち合いたいと、僕の胸の闘志をかき立てられました。クローザーとしてチームを勝利へ導く9回のマウンドに上り、その役割を果たしたときのファンの皆さまの歓声は一生忘れることはありません。もっと長くファンの皆さまと夢の続きが見たかったのですが、何より最後まで“ライオン”(登場曲)に込められた歌詞を胸に、ライオンズ一筋でプレーできたことは幸せでした。最後までたくさんのご声援本当にありがとうございました」とコメントした。
渡辺久信GM兼監督代行も「セットアッパーとクローザーという一番重圧のかかるポジションで投げていたにも関わらず、とても安定したピッチングを見せてくれました。増田はとにかく体が丈夫でけがをしないので、計算できるリリーバーでしたね。FA権を取得しても残留してくれて、最後までライオンズ愛を貫いてくれた選手のひとりですし、すごくチームに貢献してくれました」とコメントした。
◆増田達至(ますだ・たつし)1988年(昭63)4月23日、兵庫県生まれ。柳学園-福井工大-NTT西日本を経て12年ドラフト1位で西武入団。1年目の13年からセットアッパー、16年以降は抑えとして活躍。15年最優秀中継ぎ投手、20年最多セーブ。19年9月11日ソフトバンク戦で通算100セーブ、22年8月10日日本ハム戦で通算100ホールド達成。180センチ、88キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2億4000万円。



