日本ハム吉田賢吾捕手(25)が初の開幕スタメンへ台湾でも猛アピールした。味全との交流試合(台北ドーム)に「5番一塁」でスタメン出場。2回は先頭で一挙5得点の口火を切る中前打。3回も先頭で元日本ハムのガントから左中間へ二塁打でチャンスメーク。4回2死一、二塁でもバットを折られながら中前へ落とす適時打で3打数3安打1打点。5回の守備から、お役御免となった。

手応えがあったのは3打席目。「あのタイムリーが自分の中では一番内容が良くて。(バットの)先っぽで打って折れてのヒットって運要素が強いけど、自分の(調子の良さの)バロメーター。詰まったものがヒットゾーンに飛ぶのは、いいスイングができてるから。今の好調の要因はそういうところ」と振り返った。

これで「開幕一塁」も近づいた。大本命だった清宮幸が春季キャンプ中に右肘を痛めて故障。その状況で吉田は清宮幸が離脱して以降はオープン戦2試合を含む5試合出場で13打数8安打(1本塁打)3打点。新庄監督からはキャンプ打ち上げ時に「1歩リードしてるのは吉田君」と言われていたが、さらにリードを大きく広げた形だ。

移籍2年目。24年の現役ドラフトでソフトバンクから加入した強打の捕手は「自分は今打たないと試合に出られない。立場的には、結果が出る時期が早いとか関係ないんで、打ち続けるしかない」。一塁で開幕スタメンをもぎ取れば自身初。しかも開幕戦の相手は古巣だ。このまま勢いを持続して、かつてのホームへ開幕スタメンとして凱旋(がいせん)する。