ソフトバンクの最速156キロ右腕藤原大翔投手(20)の1軍初登板初先発は4回、67球、2安打、2失点に終わった。初回から156キロを計測するなど飛ばした。
◇ ◇ ◇
藤原大翔は6年前、背番号「4」で立って以来のみずほペイペイドームのマウンドだった。中学3年、20年夏だった。コロナ禍で春の大会が中止となり、所属する京築ボーイズと糸島ボーイズがドームを借りて、練習試合を行った。
「めちゃくちゃよかった。抑えました」と当時のことを覚えている。京築ボーイズの進林和也監督(66)は「当時は内野手をやっていたが、リストが強くて送球が強かった。体が細かったので、走り込んで鍛えればいい投手になると思いました」。藤原は当初地元の県立高校への進学を希望していたが、甲子園出場経験も豊富な飯塚へ進んだ。
高校でも野手のつもりだったが、入学前の飯塚での練習会で投手をブルペンに集めると藤原も立候補。「中学では打撃投手するぐらい」と本職ではなかったがブルペンへ行って130キロを超す球を投げ、そこから投手への道が開けた。
「そこで(立候補)してないと、野手だったでしょうね。ブルペン入ってよかった」と運命の分かれ道をしみじみと思い返した。
4回2失点で初登板は初黒星。「力も入ったが、今までよりもいいボールは投げられた。この試合のおかげで成長できたと言えるようにレベルアップしたい」。まだまだ伸びしろだらけの右腕の成長が楽しみだ。【石橋隆雄】



