IBF、WBO世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(25=オーストラリア)が左拳を負傷しながら、4団体統一同級王者井上尚弥(31=大橋)挑戦に向けた「最終関門」を乗り越えた。WBC世界同級8位チャノイ・ウォラワット(28=タイ)との同級12回戦に臨み、3-0(117-111、117-113、119-109)の判定勝利で世界ランカー対決を制した。

「ロックマン(岩男)」愛称を持つチャノイの手数多く攻め続けるスタイルに手を焼き、左右のアッパーをモロに食らうなど多くパンチを浴びるシーンもあった。それでも強気のグッドマンは右ストレート、スピード感ある左フックの有効打などで何とか上回った。

試合後、グッドマンは「われわれはモンスターを捕まえるつもりだ。追いかける、いくぞ。ホームで私は強いんだ」と観衆をわかせた。しかし「代償」もあった。グッドマンによると4~6回あたりで左拳が痛くなり、9回には「ひびが入った」と骨折しようだと明かした。リング上ですぐに左拳のアイシングを始めた。グッドマン陣営は年末に井上に挑戦したい意向を持つが、左拳負傷の回復状況次第となりそうだ。