“ムエタイ界の至宝”吉成名高(24=エイワスポーツジム)が破竹の39連勝をマークした。
この日の第4試合・アトム級(-115ポンド=約52.16キロ)ムエタイで、RISEのリングで那須川龍心と対戦したこともあるハマダ・アズマニ(24=モロッコ)と対戦。2回に左ストレートでダウンを奪い、首相撲でも面白いようにアズマニをコケさせて圧倒。最後は3回15秒に名高の左ハイキックをよけたアズマニが足を負傷し、そのまま名高のTKO勝ちとなった。
アクシデント的な終わり方だったものの、アズマニの足の負傷も、名高に何度も転がされたことが少なからず関係しているとみられる、まさに完勝だった。
名高はこれでONEでは3戦3勝(2KO)。試合後のマイクで「今日の試合は普段なかなかやらないタイプの選手、タイ人じゃなくてリズムが違ってやりづらかったんですけど、自分のムエタイの崩しだったりとかは絶対的な自信を持ってるんで。ムエタイの技術で勝つことができました」と胸を張った。
名高の次戦は11月16日に東京・有明アリーナで行われる「ONE173」になるとみられる。当初は名高と、この日までONE9戦全勝だったソンチャイノーイ(タイ)が、新設される可能性の高いアトム級ムエタイ世界王座をかけて戦うと予想されていた。しかしソンチャイノーイがこの日のONE FF122で、ヌムスリン(タイ)にダウンを奪われてまさかの判定負け。名高の次戦の相手が“白紙”となった。
それでも名高は「今、自分はONEで3連勝しているんですけど、やっぱり無敗のままONEのチャンピオンになりたいので、それにふさわしい相手だったら誰でもいいです。誰でも」と話しており、誰が相手でも日本で王座を獲得する意気込みだ。

