元WBA、WBO女子世界アトム級統一王者松田恵里(31=花形)が再起戦で世界ランカーを撃破した。WBC、IBF女子同級6位の葉月さな(41=白銀)との同級8回戦に臨み、2-0(76-76、77-75、78-74)の判定勝利。昨年11月にドイツでティナ・ルプレヒト(ドイツ)との3団体同級王座統一戦で判定負けを喫し、2本の世界ベルトを失って以来のリングで勝利をもぎ取った。

王座陥落後、TEAM10COUNTジムから花形ジムに移籍し、心機一転のカムバックだった。松田は「ドイツに全部のベルトを置いてきてしまって、その後にいろいろと決断して花形ジムに移籍しました。この決断を尊重してくれた、TEAM10COUNTジムの鳥海会長と大事なチームメートと、新しく受け入れてくれた花形ジムに感謝しています。また世界を目指したい」と決意を示した。

葉月は18年8月のプロデビュー戦の対戦相手だった。現在は2人とも世界ランカー。7年前以来の「初心」を思い出すかのように松田は「あえて強い相手と自分の中で選んで。もう1度、頑張る力を与えるために葉月さんに試合を受けていただいた。こういう形で試合できて感謝しております。やっぱり強かったです。デビュー戦の時より自分の中では1つレベルが上がったかなと思う」と自ら及第点を出していた。

今後はアトム級に加え、ミニマム級も主戦場として見据え、世界返り咲きを狙うという。松田は「ミニマム級とか、ちょっと欲を言えば2階級(制覇)というものも目指していきたい」と決意を新たにしていた。【藤中栄二】