■輪廻転生の物語 生き生きと

宙組人気スター水美舞斗(みなみ・まいと)が、専科から宙組異動後初の主演公演「ミステリアス・ロマン『RED STONE』~悠遠なる叫び~」の神奈川公演、大阪公演を完走した。

舞台は1920年英国の温泉都市バース。ボードビリアンのアレックスは、英国人労働者に襲われていたイタリア人青年のジーノを助ける。一方で、医療ボランティアと称してバースを訪れていたバーバラからは持ち主不明の“赤い石”を託される。水美は作・演出・振り付けを手がけた宝塚OG謝珠栄氏が物語に込めた輪廻(りんね)転生の思いをくみ取り、ジーノと赤い石を巡る不思議なつながり、縁にたどり着くアレックスの姿を生き生きと演じた。

■フィナーレでは華麗なダンスで締めくくった

フィナーレでは、ダンサーとしての魅力を存分に発揮。きよら羽龍(はりゅう)とのデュエットや、男役を従えてのセンター、ソロと華麗な踊りで締めくくった。

水美は09年入団の95期生。花組配属。14年「エリザベート」新人公演で大役ルキーニに抜てきされ、15年「カリスタの海に抱かれて」で新人公演初主演。しなやかで軽やかなダンサーとしても頭角を現し、18年「セニョール クルゼイロ!」で宝塚バウホール初主演。21年「銀ちゃんの恋」で東上作初主演。専科を経て、25年4月28日付で宙組へ異動し、今作が宙組初主演作となった。

公演は6月20日に神奈川で開幕。7月10日から大阪市北区のシアター・ドラマシティ公演がスタートし、同15日に千秋楽を迎えた。【阪口孝志】