10日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「ドロ刑-警視庁捜査三課-」(土曜、午後10時)の第5話視聴率が8・4%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話は11・8%、第2話8・6%、第3話は8・5%、第4話は8・4%だった。

同作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀氏の漫画「ドロ刑」を原作にしたドラマ。原作自体が今年1月に連載が始まったばかりで、異例の速さでの実写ドラマ化となった。

Sexy Zone中島健人(24)演じる新米刑事、斑目勉(まだらめ・つとむ)が、遠藤憲一(57)演じる誰も姿をみたことがない幻の大泥棒、煙鴉(けむりがらす)を相棒に難事件に挑む新感覚刑事ドラマで、本当の正義とは何かを問う作品だ。

13係の美人係長鯨岡千里を稲森いずみ、捜査一課出身の元エリート皇子山隆俊を中村倫也、元指名手配専門刑事勝手田利治を丸山智己、手口捜査のスペシャリスト細面隆一を野間口徹、元スリ専門刑事左門陽作を板尾創路、変装の達人宝塚瑤子を江口のりこ、元音楽隊の小平美希を石橋杏奈が演じる。

第5話は、13係で非協力的な皇子山の態度に嘆く鯨岡は、その心中を、斑目を使って探る。斑目は皇子山を調べることになったことをいつものバーで煙鴉に報告していると、そこに皇子山がやってくる。相変わらず煙鴉の身辺を探る皇子山に、煙鴉は「色眼鏡で世の中見てちゃ、何も見えないよ」。泥酔した斑目を残して煙鴉を尾行する皇子山は、その途中で老人が殺されているのを発見する。

翌日、13係でどの事件を扱うかをみんなが鯨岡にプレゼンする中、斑目のプレゼンした空き巣の常習犯“白昼の蝙蝠”こと東村洋介(三遊亭好楽)が選ばれる。だが、斑目は皇子山の事件を優先するように鯨岡に言われる。

皇子山が捜査1課から3課に来た理由を、直球で聞く斑目。ある男を追っていたところ突然異動になったと話す皇子山は、煙鴉は人を殺しているという。そんな中皇子山は、煙鴉からの電話で向かった場所で女性の死体を発見する。

一方、張り込みをする東村には全く動きがない。ひょんなことから東村に気に入られた斑目は、東村のアパートに出入りするようになる。東村が1人になると祈る理由が気になっている斑目。斑目と皇子山が近づくことで、東村逮捕につながる、という内容だった。