草なぎ剛(45)が14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演映画「台風家族」(市井昌秀監督)全国88の上映映画館と生中継でつないだ舞台あいさつに登壇した。

タイトルに「台風」の入る同作は6日に公開。3日後の9日に千葉に上陸した台風15号で、広範囲の停電などの甚大な被害が発生した。草なぎは冒頭「『台風家族』ということで、先にお話ししたいんですけど、千葉の方がすごく大変なことになってまして、今もなお、大変な生活をされている方たくさんいらっしゃると思うんですけど、心を強く持ってもらいたいと思ってます。台風家族のスタッフ、キャスト一同、心からお見舞い申し上げます」と登壇者一同で頭を下げた。草なぎは香取慎吾と被災地に物資も届けたという。

また同作は、出演する新井浩文被告が強制性交罪で起訴され公開延期となっていた。草なぎは「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思います」と来場者に感謝。「僕自身もこのすてきな作品に出会えたのが本当に幸せなことで、またこれを機に頑張っていこうという気持ちになりますし、たくさんの方に支えられて、僕はこうやって作品に出演できています。今日も全国の劇場から応援していただいて。みんなの力を借りて頑張っていくしかないので、これからも、みんなと手をとりあっていい作品を」と話した。

また市井監督も「多くの皆さんの声で公開できたと思っています。お客さんの前に立つのが今日で25回目。草なぎさんとも23回、出させていただいて。草なぎさんがいてこそあのシナリオが進んだ。(演じる)小鉄という台風のような人物が草なぎさんでよかった」と感無量の様子だった。

MEGUMI(37)甲田まひる(17)藤竜也(78)市井監督も登壇。草なぎは台風のお見舞いを伝えた後は終始ハイテンションで「ハッシュタグ・剛ややウケ」「サンキューベリーマッチョ」などと笑顔で客席に声をかけ続けた。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀