関ジャニ∞大倉忠義(35)が30日、都内のユナイテッドシネマ豊洲で行われた主演映画「窮鼠はチーズの夢を見る」(行定勲監督)大ヒット記念舞台あいさつに登壇。新型コロナウイルスに感染し回復後、初の公の場で満員の客席に感激した。

大倉は9月20日夜に倦怠(けんたい)感があり、翌21日朝に37度5分の発熱があったため、PCR検査を受診した結果、同23日に陽性が確認された。その後、療養し、12日から活動を再開していた。壇上で「関ジャニ∞で1年に1回、ライブはあるけれど、今年はどうなるんだろうと思っていた。皆さんも、多分、かかっていらっしゃらない…もちろん、そうだと思いますけど、ご心配をおかけしました」と観客にあいさつ。その上で、満員の客席を見て「万全の体調に戻りました。映画館も満席の観客で見られるようになったんですよね。ありがとうございます」と笑みを浮かべた。

大倉は「窮鼠はチーズの夢を見る」について「自分の経験の中で、言うのも何ですけど、代表作になれば良いなと思っています」と語った。イベントの最後に、行定監督と鏡開きをした際には「運が…あれだったんで、個人的に、おはらいに行きました」と笑いながら明かした。

行定監督は「大変な年…僕も忘れられない年に公開できた奇跡。心に残って、忘れられない作品になったら、うれしい。大倉と満員の観客の前であいさつできたのはありがたい。皆さんが映画を愛してくれた結果」と観客に感謝した。