スペイン五輪代表が3日、東京オリンピック(五輪)準決勝で日本と対戦し、1-0で勝利した。延長戦にもつれ込んだ死闘の中、決勝点を記録したレアル・マドリード所属のFWマルコ・アセンシオ(25)が、インタビューに応じている。

オーバーエージ枠として参加したことによるプレッシャーについてアセンシオは、「自分がチームメートの模範になるため、ここに来ていることを理解している。僕は最年長で、サッカーの世界でたくさんのことをやってきたし、他の選手よりも大きな責任とプレッシャーがあった。でも僕はこのような瞬間のためにいるのであり、この手の準決勝に参加するのが好きだ」とコメントした。

パフォーマンスの悪さにより批判を受けていたことについては「最終的に批判する人たちがたくさんいるものなので、僕たちはそれと共存する必要がある。超えてはいけない一線を超える人ももちろんいるけれど、僕はレアル・マドリードの選手であり、代表選手だ。僕たちはその手の状況に耐える必要がある」と返答した。

メダル獲得が確定したことについては「僕たちはメダル獲得を目指していたし、その目標を達成した。でもここにとどまるつもりはなかったし、より大きなもの、金メダルを望んでいる」と優勝を目指していることを強調している。

7日に開催されるブラジルとの決勝については「すごい試合になるはずだ。ブラジルは素晴らしい選手をそろえ、大会を通じて優れたパフォーマンスを発揮してきたからね。でも僕たち今、この勝利を楽しまなければいけないし、金メダルを獲得したいので、明日から決勝の準備をするつもりだ」と意気込みを語った。(高橋智行通信員)