C大阪がゼロックス杯制す 山口、清武、高木で3発

<富士ゼロックス・スーパー杯:川崎F2-3C大阪>◇10日◇埼玉

 昨季リーグ優勝の川崎フロンターレと天皇杯覇者のセレッソ大阪が対戦し、セレッソが幸先のいい白星をつかんだ。

 今年のシーズン到来を告げる恒例の王者対決。先制はセレッソだった。前半26分、右サイドからMF山村が中央へパス。FW杉本が相手を引きつけてボールを落としたところに、走り込んだMF山口がペナルティーエリア手前から右足を振り抜く。グラウンダーでゴールに流し込み、桜の新主将の一撃で先手を取った。

 追加点もセレッソ。後半3分、最終ラインでDFをかわしたMF清武が、GK手前まで持ち込んで右足でシュート。浮かせたボールがゴールネットを揺らし、リードを広げた。

 対する川崎フロンターレも意地を見せる。後半開始から、FC東京から2年ぶり復帰のFW大久保と10番のMF大島を投入。攻勢を強めた中で後半5分、DF車屋がセレッソ大阪FWヤン・ドンヒョンに倒されてPKを獲得。同6分、主将のFW小林がど真ん中に蹴り込んで1点を返した。その後も両チームは、J1リーグの開幕前とは思えない質の高いサッカーを展開した。

 後半19分には、清武が負傷退場した。杉本と衝突して背中と首を強打。担架でピッチ外へ運び出された。ただ、サイドラインを越えると歩いてベンチに戻り、笑顔を見せた。大事には至らなそうだ。代わって、浦和レッズからセレッソに新加入したFW高木が起用された。

 その高木が次のゴールを奪う。後半33分、ヤン・ドンヒョンのスルーパスで抜け出し、GKの位置を見極めて右足で流し込んだ。新加入コンビが得点を生み出し、昨季ルヴァン杯と天皇杯の2冠を獲得したセレッソが、層が厚みを増していることを印象づけた。

 2点を追う川崎フロンターレは、後半42分に小林がGKと1対1のチャンスを迎えるが、キム・ジンヒョンに止められた。このまま試合終了か。そう思われたロスタイム2分に、大久保が1点を返した。左サイドでセレッソ大阪MF山村からボールを奪ったMF長谷川が、ゴール前へ真横にパス。中央で相手マークを外した大久保が右足を合わせた。しかし、反撃もここまで。セレッソ大阪が今季の公式戦初勝利を挙げた。