INAC神戸に新加入した韓国代表FWイ・ミナ(26)が先発し、なでしこリーグデビューを果たした。美人選手として注目を集め、韓国では1000人以上のファンクラブも存在。韓国代表として出場した2月末からのアルガルベ杯では、初戦のロシア戦でゴールを決めるなど、背番号10を背負う攻撃的な選手として実力も折り紙付きだ。

 日本での初陣は前半29分、味方のロングシュートのこぼれ球に反応。ゴールに押し込んだが、オフサイドの判定で初得点は幻となった。前線で積極的なプレーを見せ、後半21分に途中交代。サポーターからは大きな拍手でねぎらわれた。

 試合後は場内インタビューで「こんにちは」と日本語であいさつ。司会者に「日本語の方は」と尋ねられ「日本語はちょっとできます」と笑顔で答えた。そこからは通訳を介して「デビュー戦で少し緊張していましたし、コンディションに関して100%じゃなかった。それでもINACが2-0で勝ってうれしい」と素直な心境を言葉にした。

 INAC神戸は前半21分に新主将のMF中島依美(27)、同33分にはDF高瀬愛実(27)がゴールを決めて開幕戦を白星で飾った。