札幌岩崎、移籍後初の実戦で突破力など持ち味発揮

【チェンマイ(タイ)23日=保坂果那】コンサドーレ札幌はタイリーグ1部のチェンマイFCと、今季2戦目となる練習試合を行った。新加入のFW岩崎悠人(20)が左シャドーで先発。移籍後初の実戦で持ち味の突破力を発揮するなど、見せ場を作ってアピールした。試合はFWジェイ(36)が前半5分に先制ゴール、新加入のFW鈴木武蔵(24)が後半2点を追加し、3-2で今季初勝利を飾った。

札幌での“デビュー戦”だ。J2京都から新加入の岩崎が左シャドーに入った。1トップにジェイ、右シャドーには同じく新加入のFWアンデルソン・ロペス。前線のコンビネーションで移籍後初ゴールを狙った。前半5分、右サイドハーフのMF駒井からゴール前にクロスが入った。岩崎も詰めたが、ジェイがダイレクトで合わせて先制点を奪った。

得意のドリブルを生かし、ピッチを駆け上がった。相手を置き去りにする場面も。同27分には左サイドのFW菅から駒井へのサイドチェンジを経由してシュートを放つなど、持ち味である積極的な攻めの姿勢を見せた。ゴールを捉えることはできなかったが、練習で取り組んでいる連係を出場した45分間の実戦でも披露した。

ピッチ上での連係、精度ともに高めていくのはこれから。ミハイロ・ペトロビッチ監督(61)がチェックポイントに挙げていた「狙いを持ってプレーをできているか」を体現することだけを考えた。相手ホームスタジアムに集まったファン約3000人の前で力を出した。

タイキャンプ3日目で痛めた左足首の影響で、19日のチーム今季初実戦は出場できなかった。全体練習には2日前に合流したばかり。まだ万全ではないが「ワンタッチでボールがつながり、そういうプレーができた時のうれしさがある」と「ミシャ流」サッカーの楽しさを感じながら練習に励んでいる。

U-21日本代表でも任されているシャドーの位置。チームにフィットして成長できるか否か、自身のサッカー人生で大きな意味を持つと分かっている。指揮官も「若い選手はトレーニングを積んで育てていかないといけない」と、磨き上げようと必死。新天地での挑戦は始まったばかり。二十歳の新顔のプレーが楽しみだ。