主将が7試合ぶりにスタメン復帰する。北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(30)が20日ホーム湘南戦で先発することが濃厚となった。

5月25日G大阪戦で右膝を負傷して以来となる。19日、札幌・宮の沢で前日練習を終えると「スタメンならケガしてからは久しぶりなので、しっかりチームの勝利に貢献したい」と見据えた。

ボランチでの起用が予想される。湘南に敗れた開幕戦では、センターバックとして出場した。「前線にいいボールを配球したい」と、試合のコントロールを担う役割を理解。チームにとっても、主将が試合開始からピッチに立てば、安定感が増すはずだ。

リーグ戦復帰後の2試合は、体の状態も考慮し後半途中出場だった。だが「90分行けます」と完全復調をアピールし、最後まで戦い抜く覚悟。チームとして3試合未勝利だけに「勝ち星から遠ざかり、なかなか結果が伴っていないけど、自分たちのサッカーをすることで勝てる」と、本拠地で4試合ぶりの勝ち点3をつかみ、サポーターと喜びを分かち合うつもりだ。今季黒星スタートの屈辱を喫した湘南相手に、シーズン前半戦から成長したチームの姿を見せて借りを返す。【保坂果那】