北海道コンサドーレ札幌のDF進藤亮佑(23)が、“80点のプレー”でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を目指す。

7日、札幌・宮の沢でスタートした合同自主トレに参加。昨季はリーグ戦33試合出場、さらに日本代表に初選出される活躍ぶり。新年の初練習を終えた年男は「ケガなく80点のプレーを毎試合出していくことがチームのためにも自分のためにもなる」と意気込みを語った。

今季求めるのは安定感だ。昨年はケガの影響で本調子ではない時期もあった。この経験を糧に「すごい良いねと言われる試合があり、かつどこか痛い時期でもいかに落とさずプレーできるかが大事」と感じたという。「極端な話、100点や30点の試合があったりする選手じゃなくて、常にしっかりある程度のパフォーマンスを出していく」と気を引き締めた。

昨年は初めて日本代表活動を経験し、個人としてもさらなるステップアップを狙う。チームは終盤に勝ち点を伸ばせず、2試合を残して自力ACL出場圏内の3位以内がなくなった。「最後までシビれる試合をしたい」。札幌の元気印がネズミ年もシーズンを駆け抜ける。【西塚祐司】

○…合同自主トレには新人のMF金子拓郎(22=日大)と高嶺朋樹(22=筑波大)も参加した。金子は6日に入寮し、本格的にプロ生活がスタート。オフも大学の後輩と汗を流し「キャンプからアピールしていきたい」と意欲的。札幌市出身の高嶺は年末に帰郷して準備を進めてきた。「いよいよ始まるぞという感じの年末だった。先輩たちに後れを取らないようにしたい」と力を込めた。