リーグ5位の浦和レッズの大槻毅監督(47)が、20日の首位・川崎フロンターレとのホーム戦(埼玉スタジアム)に向けて臨戦態勢を整えた。

18日にさいたま市内で非公開練習した後、オンラインで報道陣に対応。リーグを折り返す一戦に対し「明後日のフロンターレ戦にすべてを懸けたい。リーグが盛り上がる一助になれば、選手とともに頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。

川崎Fとは勝ち点で17差で、得失点差に限っては40点差も離れている。数字上でも得点力、守備力ともに引き離されているが、後半戦のJリーグを盛り上げるためにも大事な一戦となる。大槻監督は「勝ちを目指していく。試合を一生懸命やっているところ、プラス勝敗にこだわって、選手が走りきる姿、戦う姿をみせる。リーグ全体が盛り上がるようにボクらも選手とともに頑張りたい」と気合を入れ直した。

チームにとっては川崎F戦を皮切りに中2~3日ペースで5連戦と過密日程が続く。負傷離脱していたMF宇賀神友弥(32)が17日の練習から復帰するなど故障者もカムバックしていることも朗報だ。大槻監督は「しっかりと回復、準備したい。(5連戦は)同じメンバーでやるのは難しい。選手と一緒に頑張っていきたい」と充実した表情をみせていた。【藤中栄二】