湘南ベルマーレが3連敗を喫した。

負傷者が続出したDF陣には、ユースから2種登録されるMF田中聡(18)がセンターバックでリーグ戦デビュー。本来はサイドの選手となる石原広教(21)も3バックの中央に入る緊急布陣で臨んだが、前半18分に相手にダイレクトパスに対応できずに先制点を許した。後半にはMF鈴木冬一(20)、FWタリク(32)、MF中川寛斗(25)が試合復帰し、終盤まで反撃を試みたが、完封されてしまった。

高校2年以来という3バックの中央に入ってフル出場した石原広は「立ち上がりの前半に失点したことが悔やまれる。あの1点を仕留めるクオリティーの高さを感じた」と首位チームの強さを再認識。現在、最下位となるチームは2試合連続無得点とゴールから遠ざかっている。石原広は「点が入らないと勝てないので、もう1度見つめ直したい」と厳しい表情。浮嶋敏監督(53)は「我々らしいサッカーはできたが、結果が出なくて残念。雨の日に多くのサポーターに応援に来て頂いたのに、勝ち点を届けられなくて申し訳ない」と顔を曇らせた。