サッカー女子、WEリーグの新潟L(レディース)が今日5日、マイナビ仙台とのホーム開幕戦(デンカS)に臨む。今季リーグ3戦目で初勝利を狙う新潟LのDF三浦紗津紀(26)が、9月にWEリーグ理事に選任されたJ2アルビレックス新潟のMF島田譲(31)と対談。WEリーグ2季目もセンターバックとしてチームをけん引するDFリーダーへ、J2優勝・J1昇格に導いたボランチが選手として、理事としてエールを送った。
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早大卒の2人は初対面だったが、笑いの絶えない対談となった。
島田 後輩からあいさつに来るのを待っていた(笑い)。三浦選手は最終ラインでどっしりと構えている。風格が漂っていますね。
三浦 島田選手はキックの精度が高い。私は味方に活を入れるために声掛けは意識しています。
女子チームは堅守速攻スタイルで得点を狙う。
三浦 開幕2戦はボールを持たれる時間が長くなり、奪ってもそこからパスがつながらずに前進できていない。
島田 横や、うしろ向きでボールを奪うと攻撃に移りづらい。奪いに行く位置など村松監督も考えていると思うし、1つ変化すれば状況がどんどん変わるのかなと思って見ています。
男子チームは今季、J2優勝、J1昇格の目標を達成した。
三浦 雰囲気作りで工夫したことは?
島田 一体感を出そうとはあまり意識しなかった。個人が自身をリードすれば自然と1つの集団になるし、全員の努力を松橋監督がうまくまとめてくれた。練習中に言い合いになることは?
三浦 男子はあるんですか?
島田 よくある(笑い)。
三浦 女子はあまりないかな…。仲がいいぶん、ピッチ上でいい方向に行かない時もある。男子チームのように個人にフォーカスして最終的に団結する集団になれたらいいかなと思う。
島田が現役選手として初めてWEリーグ理事に選任された。
三浦 身近な人がなってくれて頼りになる。一緒に頑張っていきたいです。
島田 現役としての立場を意見したり、いろいろな女子選手に話を聞きながらプレー環境をもっと良くしていきたい。
同じエンブレムをつけてピッチに立つ。
島田 男子は今季、老若男女に元気を与えられた。それはすごい価値があること。男子だけでなく、女子チームだからこそ力を与えられることもある。
三浦 勝ってこそ試合を見に来る、気に掛けてくれる人が増えると思うので、私たちも結果を残したいと強く思う。
今節のマイナビ仙台戦は今季初勝利が懸かる。
三浦 勝って勢いに乗りたい。初めて観戦する方もいると思うので「次も見に行きたい」というキッカケにつなげたい。
島田 応援に行きます! 相手は2連勝中。FWに外国人選手がいるが。
三浦 強くて速いけど、しっかり抑えます。
◆三浦紗津紀(みうら・さつき)1996年(平8)6月16日生まれ、東京都出身。浦和レディースユース-早大。大学時代はインカレ3連覇(15~17年)。16年インカレMVP。17年ユニバーシアード代表。19年にINAC神戸で、なでしこリーグ1部新人王に輝く。19年12月に新潟加入。21-22シーズンは全20試合に出場した。DF。背番号4。163センチ。
◆島田譲(しまだ・ゆずる)1990年(平2)11月28日生まれ、茨城県出身。鹿島ユース-早大。大学4年時、関東大学1部リーグのベストイレブン。13年に岡山でプロ生活をスタートさせ、20年に長崎から期限付き移籍で新潟に加入。21年から完全移籍。今年9月29日にWEリーグ理事に就任。今季リーグ戦33試合出場、2得点4アシスト。MF。背番号20。175センチ。
▼J2新潟の中野幸夫社長(67)とGK瀬口拓弥(33)が4日、村上市の高橋邦芳市長(63)を表敬訪問した。クラブでは19年から県内全30市町村をホームタウン化。J1昇格、J2優勝の報告と、サポートへの御礼のために訪れた。村上市役所で高橋市長は名産品の村上牛20キロを贈り、「全員が一丸となってゴールに向かう姿には感動さえ覚えました」とチームの奮闘を絶賛した。
瀬口は8月の豪雨による水害後に2日間、村上市内でボランティア活動に参加した。家族で同市の瀬波温泉を訪れたこともある。「村上牛、サケ、お茶と村上市だけで県外への贈り物にふさわしい品がたくさんある」と瀬口。20キロの村上牛は「クラブハウスで昼食用に選手、スタッフみんなで食べます。一番、おいしい調理の仕方をしてもらいます」と笑顔だった。



