アルビレックス新潟はホームでアビスパ福岡に1-2で逆転負けし、D組で2位から3位に順位を落とした。前半4分、今季加入のFWグスタボ・ネスカウ(23)の来日初ゴールで先制したが、後半32分に同点に追いつかれると、同41分に決勝点を献上した。
攻めに徹した90分だった。ただ1点をリードして優位に試合を進める中、追加点を奪えずに敗れた。試合後、厳しい表情を見せた松橋力蔵監督(54)は、それでも最後までゴールを目指した選手たちをたたえた。
前半はボール支配を“独占”。面白いようにパスをつないで敵陣に押し込んだ。相手の間を抜けたり、背後のスペースに落ちたりと止まらない。システマチック、かつ本能的に相手ゴールに迫った。
リーグ戦の鳥栖戦(20日、0-2)から先発メンバー10人を入れ替えた松橋監督。試合前日の23日、対人プレーに強さがある福岡に対し「その力を逆に利用するぐらい。1歩でも速くスコアリングポジションに入る強度を高め、我々の土俵に持ち込みたい」と話していた。
どこにスペースができ、どういう攻撃をチョイスするか。日々のトレーニングで繰り返す動き、思考は確実にプレーに染みついている。松橋監督の指導と選手たちのスキル、アイデアといった味付けの相乗効果で新潟スタイルはブラッシュアップされていく。あとは勝利につながるゴール、勝負強さを積み重ねていくだけだ。【小林忠】



