セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(35)が10日、今季限りで退団することになった小菊昭雄監督(49)について、「すみません。まだ発表になっていないから、話すことがない。申し訳ない。また改めて」とコメントを避けた。

クラブからの正式発表は11日の見込み。それまでは1人の選手として、沈黙を保つ。

それでも香川にとって、小菊監督は家族のような存在だ。当時高校生だった香川を、チーム統括部でスカウト担当だった小菊監督がマーク。最後は互いにその人柄にほれ込み、入団に至った。以来、約20年の付き合いになる。

23年1月に、香川が欧州から12年半ぶりにC大阪へ復帰したのも、信頼できる小菊監督が指揮していたからだ。

今季はけがなどで、ここまで10試合1得点。8月24日の横浜Fマリノス戦で左肘を脱臼し、5試合欠場が続いているが、19日のジュビロ磐田戦(ヨドコウ)には間に合う。残り5試合、小菊監督のためにも変わらない輝きを見せたい。

背番号8は「ここ(左肘)は問題ない。(残り5試合へ)その準備はしている」と気合十分。

大阪市内で公開されたこの日の練習には、香川がC大阪に入団した当時、ゼネラルマネジャー(GM)を務め、チーム統括部で小菊監督の上司だった西村昭宏さん(66)も、激励に駆けつけた。

西村さんは、01年度にC大阪が天皇杯で準優勝を飾った時の監督でもあり、現在は大阪府サッカー協会技術担当の責任者を務めている。