今季限りでの退団が決まったセレッソ大阪小菊昭雄監督(49)が15日、大阪市内で公開された練習後に取材に応じ、選手の心意気を正面から受け止めた。
「もし、本心でそう言ってくれているならうれしい。とにかく、私たちは残り5試合を1戦1戦、大事に勝っていきたい」
小菊監督の退任が発表されたのが11日。在籍27年間、一筋だったクラブからも退団することになり、多くの選手から別れを惜しむ声が出た。
「ふさわしい形で、自分たちが送り出したい」(MF香川)
「残り全部勝って、感謝の気持ちをピッチで表現したい」(MF田中)
「僕の恩師。1つでもいい順位で終わりたい」(FW北野)
4月に一時首位に立ったC大阪だが、7月以降は失速。ほとんどの選手は自分たちの責任だと受け止めている。最終的な責任を背負うのが指揮官とはいえ、両者の良好な関係性は改めて浮き彫りになった。
中断期間を経て、19日はジュビロ磐田戦(ヨドコウ)が待つ。上位を目指す7位C大阪に対し、相手は残留を懸けた18位のチーム。指揮官は、今夏にC大阪から完全移籍したベルギー人のMFジョルディ・クルークスをキーマンに挙げ、警戒した。
「この時期になれば、今の順位に関係なく(相手は)一体感や情熱、パワーを持って向かってくるので、試合の入りは大事。そこを受けてはいけない。ベースのところ、球際、走り負けないとか、戦術面と同様に大事になってくる」
現在2連勝中の7位で、残り全勝すれば7連勝フィニッシュで、新たに設定した5位以内の目標が達成できるかもしれない。
3年半指揮した小菊監督にとって、泣いても笑っても残り5試合、ホームは磐田戦を含めて3試合。クラブの発展や強化を支えてきた唯一無二の監督は、選手と完全燃焼を目指す。



