13日の欧州リーグで長谷部誠のフランクフルトは敵地でラツィオを2-1で破り、無傷の6連勝で1次リーグを終えた。長谷部は3バックの中央で先発したが、前半32分に負傷交代した。これについて14日の独紙ビルトは「フランクフルトにとってこの瞬間は負けよりも悪いことだった」と報じた。

長谷部は太ももの筋肉系の負傷のようだという。前半29分に長谷部はコレアとサイドライン際で競り合っていたが、突然左太ももを押さえて止まってしまった。コレアはそれを見るとそのままゴールを狙うのではなくボールを外に出した。素晴らしい反応だった。長谷部はまず感謝をした後、フランクフルトベンチに向けて交代の合図をしたという。

同紙では、フランクフルトのヒュッター監督にとって長谷部は守備における秀逸な選手というだけではなく、ここ数カ月間の攻撃陣の好調さを引き出す要因でもあったと伝える。その視野の広さから、長谷部のパスから多くのゴールが導かれた。リベロとして後ろを守ると同時に「秘密のゲームメーカーでもある」と伝えている。

スポーツディレクターのヒュブナー氏は「軽い筋肉系の損傷であってほしい」と話していたが、16日のレーバークーゼン戦は厳しそうだ。前半戦での復帰もまだわからない。チームメートのDFルスは「彼の持つ落ち着き、オーラ、存在感が負傷欠場後チームに欠けていた」と明かした。