フィギュアスケートで2006年トリノ冬季五輪女子金メダリスト、荒川静香さん(36)の世界殿堂入りが17日、発表された。AP通信が報じた。

 日本スケート連盟によると、日本人では1992年アルベールビル五輪銀メダルの伊藤みどりさん(48)、多くのトップ選手を育てた佐藤信夫氏(76)に続き3人目。

 荒川さんはフィギュアスケートの「天才少女」と呼ばれ、全日本ジュニア選手権で史上初の3連覇。16歳で出場した98年長野五輪は13位。2002年ソルトレークシティー五輪代表は逃したが、04年世界選手権で初優勝した。トリノ五輪ではショートプログラム3位からフリーで逆転し、フィギュアスケート史上、アジアで初の五輪金メダリストになった。上体を反らして銀盤を優雅に横断する「イナバウアー」は流行語大賞にもなった。