関学大「昔から切磋琢磨」因縁日大と聖地で決戦へ

  • 甲子園ボウルで対戦が決まり闘志を燃やす、左から日大・橋詰監督、伊東主将、関学大・鶴留主将、大村監督(撮影・前岡正明)

今年の甲子園ボウル(12月13日)は、関学大と日大による因縁の対決となる。社会問題化した日大の反則タックルがあった一昨年5月の定期戦以来の対戦。

両チームは11月30日、兵庫県西宮市の甲子園球場で記者会見に臨み、関学大は、宿敵を倒して甲子園ボウル3連覇を誓った。試合は有観客で、1万人上限の予定。

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甲子園ボウルでは30度目の激突。それぞれのチームカラー「赤と青の対決」は伝統の一戦で、反則タックルがあった一昨年5月の定期戦以来、わだかまりを乗り越えて臨む再戦。聖地では3年ぶりとなった。

この日、関学大、日大が決戦の地で会見。関学大は3年前、17年の甲子園ボウルは17-23で敗れており、主将のRB鶴留輝斗(きらと、4年)は「目標の学生日本一を目指してきたので、最高のプレーをしたい。17年に負けたのは印象に残っている。リベンジをしたい」と決意表明した。

両校は、1955年以来、学生日本一を何度も争ってきた。だが、日大の反則タックルが社会問題化。日大は新監督が就任して新体制に移行し、今年春には定期戦再開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で試合が流れていた。

大村和輝監督(49)は「いろいろあったが、昔から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。素晴らしい試合ができれば」と落ち着いた口調で話した。

甲子園での戦績は、関学大の10勝17敗2分けと負け越している。ただ、優勝回数30度は、日大の21度を上回る。日大が再起の道を歩んでいた昨年、一昨年も優勝しており、反則タックルで負傷したQB奥野耕世(4年)が攻撃の大黒柱だ。

大村監督が勝負のポイントに挙げたのはオフェンス陣。「日大はフィジカルが強そう。私たちは関西でも大きい方じゃない。ライン戦が苦しくなるだろうから、奥野の経験と個人技を生かしたプレーが鍵になる」と考える。鶴留も、RB三宅昂輝(4年)や斎藤陸(3年)の名を挙げ「自分も含めランを通したい」と意気込んだ。【南谷竜則】

◆17年の甲子園ボウル 17年12月17日に対戦。第1Qで関学大がQB西野のランで先制も、10-6の第2QでTDランを決められ逆転された。ラン獲得ヤードは関学大172に対し、日大が263と圧倒。関学大は17-23で敗れ連覇を阻まれた。

○…今年は内野の土に芝生がはられないことが分かった。この日、関西学生アメリカンフットボール連盟の伊角富三理事長が明かした。例年だと、7月ごろに芝生を発注するが、新型コロナウイルスの影響で開催そのものが不透明だったため困難になった。内野が土のまま開催されるのは、89年の第44回大会以来。関学大の大村監督は「滑るので靴の選択を間違えたら、えらいことになる」と語った。