B1仙台89ERSが秋田ノーザンハピネッツとの「東北ダービー」で、59-90で敗戦。第1クオーター(Q)は19-24と食らいついたが、第2Qは11得点、30失点と突き放された。後半もミスやオフェンスの終わり方が悪く、今季最大31点差の大敗を喫した。秋田は今季最大の点差をつけて快勝。前節名古屋D戦の連敗を払拭した。
試合の総括を聞かれた仙台の藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=37)はゆっくりと口を開いた。「終始、秋田さんのバスケットをやられてしまって非常に悔しいです。残り3分の1以下なので、しっかりナイナーズのバスケットを。毎試合4000人以上集まっていただいているので、そういったお客さんの前で見せられるように取り組んでいきたいなと思います。今日は非常に悔しかったです」。今季最大点差での大敗。第1クオーター(Q)は連続11失点もありながら19-24と、何とか持ち直したが、第2Qは連続20失点を喫するなど、終始秋田ペース。指揮官は「シュートが入らないなとは思ったんですけど、それ以上に良いオフェンスができずに、秋田さんのインテンシティ(強度)に押し上げられた」と振り返り、その後は「秋田さんにトランジション(攻守の切り替え)で走られるか、彼らの得意なスクリーンプレーで得点されるかの二択だった」。ともに堅守から速攻をしようとする中で、仙台は秋田に阻まれ、秋田を止められなかった。完敗だった。
次節は20日北海道戦。チームは再びバイウイーク(試合のない週)に入る。指揮官は「(見てくれた方に)少しでもいいエナジーを与えられるように。仙台89ERSのあり方を忘れずに、しっかりバイウイーク明け、戦っていきたい」と、チームを再構築する。今季もあと18試合。この大敗を糧に目の前の1試合に向き合っていく。【濱本神威】
秋田の90得点のうち、実に68得点が日本人選手の得点。チーム最多14得点の熊谷航(27)は「(秋田は)1人が30点を取るチームではない。こういう試合を積み重ねていって、もっともっと勝率を上げていきたい」と振り返った。
仙台との試合前日、前田顕蔵HC(41)は、選手に連敗した名古屋Dの試合映像を見せ、「ミスに引っ張られすぎている」と指摘。熊谷は「この前の土日は流れが悪いときに同じミスをしてしまうところがあった」と反省。第2Qの連続20得点をはじめ、課題を克服しての大勝に指揮官は「見ていて気持ちよかった」と笑顔を見せた。目指すCS出場のため、終盤戦に向けてより秋田のバスケットの完成度を高めていく。


