リオデジャネイロ五輪第3日は、男子66キロ級の海老沼匡(26)、女子52キロ級の中村美里(27)が銅メダルを獲得した。日本勢の活躍に列島は、7日夜から8日昼にかけて盛り上がった。海老沼の故郷の栃木県小山市で試合を見守った人々は「よく頑張った」と盛大な拍手で活躍をたたえた。

 3位決定戦では、残り1分で鮮やかな背負い投げ。小学6年の時に担任だった柏田佐智子教頭(53)は「子どもたちに夢をくれた。私には金以上に輝いている」と話した。

 中村が所属する三井住友海上では、都内の本社で社員約140人が声援を送った。準決勝で敗れた時には一様に言葉を失ったが、銅メダルが決まると拍手で祝福。東京本部の中川部長は「最後まで頑張りましたね。こっちは興奮しっぱなしでした」とねぎらった。