金藤理絵(27=Jaked)を11年からサポートしてきた水着メーカー「フットマーク」(東京都墨田区)では、社員ら約70人がスクリーンの前で応援した。

 残り100メートルを切ったところでトップに立つと、会場の「いけー」という声援と、スティックバルーンをたたく音がこだました。そのまま1位でゴールすると涙をこらえきれない人もいた。

 「フットマーク」は社員61人。社員6人で「りえっ娘倶楽部」を結成し、毎週金曜日の朝礼では「りえっ娘倶楽部報告」と題して金藤から届くメールを全社員に報告している。三瓶芳社長(58)は「よくやったと思う。あきらめないで続けたことが僕らに勇気を与えてくれた」と感無量だった。

 金藤が昨夏イベントで訪れた東京ドルフィンクラブに在籍している結城昴征(こうせい)君(10)は「最高です。僕もオリンピックで金メダルを取りたい」と目を輝かせた。