アーチェリー混合団体と女子団体、女子個人で3個の金メダルを獲得した韓国代表の安山(20)に対し、髪形がショートヘアであることを理由に「フェミニストなら金メダルを返せ」などとする中傷がインターネット上で相次いでいる。

韓国では、短髪の女性は男女平等を目指すフェミニストであるとの偏見が根強い。安のショートヘア姿について、SNSでは「ショートカットだけどフェミなのか」「メダルを返上して謝罪しろ」などの投稿があった。安のインスタグラムに「なぜ髪を切るのか」と書き込まれると、安が「楽だから」と返す一幕もあった。

30日の女子個人団体後の会見でフェミニストについて質問されたが「競技以外のことには答えない」と話したが、その後韓国アーチェリー協会を通じて談話を発表。「フェミニスト論争があるのは前から知っています。最大限気にせず、試合に集中しようと思って試合に臨んだ。応援をしてくれた国民に感謝したい」とした。