ペレス・ジェプチルチル(ケニア)が2時間27分20秒で制して金メダル。世界記録保持者のブリジット・コスゲイ(ケニア)が2位、モリー・セイデル(米国)が3位に入った。

一山麻緒(23=ワコール)は2時間30分13秒で8位入賞を果たした。日本勢の入賞は04年アテネ以来、4大会ぶりとなった。鈴木亜由子(29=日本郵政グループ)は2時間33分14秒で19位、前田穂南(25=天満屋)は2時間35分28秒で33位だった。

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女子マラソンのメダリストたちは急なスケジュールにも柔軟に対応し、結果を残した。金メダルに輝いたジェプチルチル(ケニア)は「かなり暑かったけど、勝つことができた。開始時間が変わって助かった」と感謝。氷袋をユニホームの胸部に入れて暑さ対策しながら力強い走りを見せた。銅メダルを獲得したセイデル(米国)は前日夕食時に変更を知り「開いた口がふさがらないという感じだった。すぐにベッドに入った」と笑った。1年延期もあった大会を総括するように「スタートラインに行くまでクレイジーなことばかりだった」と振り返っていた。