日本男子ダブルス勢はメダルなしに終わった。世界ランキング4位の遠藤大由(34)、渡辺勇大(24=日本ユニシス)組が同3位の李洋(25)、王斉麟(26=台湾)組に0-2で敗れ、園田、嘉村組に続いて4強入りを逃した。第1ゲームを16-21で失うと、第2ゲームも接戦の末19-21で落とした。

遠藤は、16年リオデジャネイロ五輪で早川と組んで5位。その後、早川は引退したが「もっとうまくなれる」と現役続行を決意した。10歳年下の渡辺と組み、プレーの主導権を渡辺に譲り、年齢差のバランスを取った。ずっと日本のトップだったソノカムペアを19年4月からの五輪レース中に逆転し、20年3月の全英OPでは、日本男子初の優勝を飾るなど、東京五輪でのメダルを視界に捉え、リオ五輪のリベンジを狙ったが、悔しさを晴らすことはできなかった。

渡辺はこの日、午前中に東野との混合ダブルスで、フルゲーム73分の戦いの末、敗れており、それからわずか2時間後の試合となったが、こちらも勝利をつかむことはできなかった。