侍ジャパンが五輪前最後の一戦を快勝で飾った。先発田中将らで完封リレーを決め、24日の楽天戦で3得点止まりだった打線は11安打5得点と機能した。

稲葉篤紀監督(48)が小技のタクトを連発した。24日の楽天戦は打撃感覚の確認を優先させたが、この日は一転し、6回1死一、三塁から菊池涼にセーフティースクイズを指令。犠打野選を呼び、4点目を奪った。4点リードの7回無死二塁も源田が犠打。「セーフティーリードはない。取れる時にしっかり取っていく」。1勝1敗で強化試合を終え、本番へ「ファンの声援は球場で聞けないが、テレビの前でたくさんの方が応援してくれることを胸に、金メダルを取ってきます」と誓った。