侍ジャパンが五輪前最後の一戦を快勝で飾った。先発田中将らで完封リレーを決め、24日の楽天戦で3得点止まりだった打線は11安打5得点と機能した。

日本は栗林良吏(25)が守護神、平良海馬(21)は8回を任される可能性が高くなった。強化試合最終戦は7回岩崎、8回平良、9回栗林が3人とも完全投球。稲葉監督は「非常にいい感じで継投できた」と振り返った上で「7、8、9回の難しいところは専門職でと考えている。強いボール、または落ちるボールもしっかり操れる」と納得した。栗林は「シーズンと同様、それ以上の緊張と重圧を感じた。シーズン中も今までにないぐらいの緊張で投げている。その緊張や重圧が今に生きている」と力強い。東京五輪版「勝利の方程式」が見えてきた。

▽平良(8回の1イニングを3人斬り) 初めての代表で登板できて良かったです。ボールもいつもと変わらず、違和感なく投げられました。