バスケットボール女子決勝で日本は米国に75-90で敗れたが、札幌山の手高出身トリオが初の銀メダル獲得に貢献した。町田瑠唯(28=富士通、旭川市出身)は予選から全6試合に出場し計75アシストを記録、長岡萌映子(27=トヨタ自動車、浦河町出身)東藤なな子(20=トヨタ紡織、札幌市出身)も存在感を示した。

高校時代を指導した同校の上島正光コーチ(77)は、162センチと小柄な体で世界と渡り合った町田の姿に「小さくてもやれるということを証明してくれた。同じような小さい選手にも希望を与えたと思う」と喜んだ。また「長岡はいつもと違うポジションでもリバウンドなどしっかりとやって、東藤も先輩に遠慮するところはあったかもしれないが、自分のやるべきことをこなしていた」とねぎらった。米国には完敗したが、「米国は力が何枚も抜けている。そこに挑めるところまできたので、今後の成長に期待したい」と話した。