ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(20=日体大)が、夏冬通じて鳥取初の金メダリストとなった。

日刊スポーツの調べでは、鳥取の獲得メダルは92年バルセロナ大会男子マラソン森下広一の銀メダル1個だけ。夏冬通じて出身都道府県別金メダル0は鳥取と沖縄で、鳥取が一足先に脱却した。

沖縄のメダリストは今大会まで、人気アイドルグループHey!Say!JUMP知念侑李の父親で、92年バルセロナ大会体操男子団体銅メダルの知念孝だけだった。世界王者7人を生み出したボクシング王国としても知られるが、五輪の金メダルと縁がなかった。今大会では、新種目の空手男子形(6日)の喜友名諒が金メダル最有力候補。準決勝進出を決めている野球の日本代表で平良海馬投手(西武)が出場している。鳥取に続き、金メダル0県脱却の可能性がある。

東京大会前までの日本の獲得金メダル総数は156個。金メダリストは団体種目で複数誕生するため、夏冬合計で195人。出身都道府県別金メダル数トップは北海道の21人(夏10人、冬11人)だった。