東京五輪は8日、国立競技場(東京都新宿区)で閉会式を迎えた。会場周辺は大会最後の瞬間を見届けようと多くの人が集まった。

開会式では“撮影スポット”となり密状態となった、「五輪マーク」のモニュメントがある競技場前の広場は、交通規制で入ることができなかった。厳戒態勢の中、警察は「オリンピックを良い思いで終わらせるためにご協力をお願いします」と、会場近くに集まった人たちに呼びかけていた。歩道では競技場を撮影する人やスマートフォンで中継を観る人が密集。わずかに見える花火が上がると歓声に包まれた。路上飲酒も至る所でみられ、人々はPV観戦かのように楽しんでいた。会社員の40代の男性は「選手の活躍に感動して来てしまいました」と話した。