祖父母が東京在住など、日本と縁の深いシャウフェレが、父の夢をかなえる金メダルを獲得した。

スタート時点で2位の松山を1打リードの首位から出て、5バーディー、1ボギーの67で回り、通算18アンダー、266。14番のボギーでサバティーニに並ばれた。だが17番パー4で第2打を1メートルにつけてバーディーとし、1打差逃げ切った。米ツアー4勝もメジャー未勝利。五輪が最大のタイトルとなり「It feels good!(気持ちいい!)」と歓喜の声を上げた。

4月のマスターズでは松山に惜敗した。その時と同じく、決勝2日間で同組の松山に雪辱した。同時に、陸上10種競技で五輪を目指しながら、交通事故でかなわなかった父ステファンさんの夢もかなえ「父のために勝ちたかった。何も言えない」と、声を震わせた。