東京五輪体操男子あん馬で萱和磨が銅メダルを獲得した。一夜明け、先輩も感動しきりだった。2日の日本テレビ系情報番組「スッキリ」の全国応援コメンテーターのコーナーに、愛知で体操教室コーチを務める今林開人さんがオンライン出演した。萱とは同じクラブで体操を始め、順大、セントラルスポーツで5年間一緒に練習した仲という。

「ボクもあん馬のスペシャリストとしてやっていた。6種目の中で誰に聞いても緊張する種目。それが五輪の決勝で何倍にも緊張してしまうと思う。その中で強い気持ちを持って、攻めた演技で通しきって会心の出来。ガッツポーズも出て、気迫のこもった演技を見せてもらった。本当に脱帽」と感動していた。

萱の性格を「本当に負けず嫌い」と評した。リオデジャネイロ大会では補欠でスタンド観戦だった。「リオ大会で悔しい思いをして、あの悔しさをずっと持って、日々の練習につなげていた」と振り返る。

その練習内容にも「毎日の練習から本気だった。それが練習量に表れていた。日々の練習で妥協しないんだぞという姿勢を感じた。リオの後から日本を引っ張るんだ、中心選手で活躍するんだと、また一段階ギアが上がったと感じた」と話した。

萱にかける言葉を問われると「メンタル強すぎと言いたい」と笑った。