東京オリンピック(五輪)開閉会式の音楽制作を手掛ける小山田圭吾氏(52)が、94年に「いじめ告白」をした音楽誌「ロッキング・オン・ジャパン」の山崎洋一郎編集長が18日、同誌の公式サイト内のブログで謝罪した。

山崎氏は「その時のインタビュアーは私であり、編集長も担当しておりました」と告白。「インタビュアーとしての姿勢、それを掲載した編集長としての判断、そのすべては、いじめという問題に対しての倫理観や真摯(しんし)さに欠ける間違った行為であると思います」と反省した。

さらに「27年前の記事ですが、それはいつまでも読み続けられるものであり、掲載責任者としての責任は、これからも問われ続け、それを引き受け続けなければならないものと考えています」とした上で「傷つけてしまった被害者の方及びご家族の皆様、記事を目にされて不快な思いをされた方々に深くおわび申し上げます」と謝罪した。

小山田氏は、学生時代のいじめを2誌に告白。「ロッキング・オン・ジャパン」94年1月号では「全裸にしてグルグルにひもを巻いてオナニーさしてさ。ウンコを喰わしたりさ。喰わした上にバックドロップしたりさ」「だけど僕が直接やるわけじゃないんだよ、僕はアイデアを提供するだけ(笑)」(原文まま)と語り、サブカル誌「クイック・ジャパン」95年8月号では、障がい者というAさんとBさんへのいじめの数々を悪びれることなく明かしたり、特別支援学校に通うダウン症の生徒を笑いものにしたりしていた。

小山田氏はコーネリアス名義のツイッターで過去のいじめ告白について謝罪。五輪の仕事は留任が決まっている。