開会式を終えて、24日から本格的に競技がスタートする。いきなり柔道などメダル有力競技が始まり、日本勢のメダルラッシュとなる可能性もある。1912年ストックホルム大会に初出場して以来、18年平昌冬季大会まで夏冬合わせて499個のメダルを獲得。今大会第1号が、通算500個目の記念すべきメダルとなる。

メダル最有力なのは、夜に行われる柔道。かつては重量級から行われていた柔道だが、無差別級がなくなった1988年ソウル大会から軽量級からとなった。さらに、92年バルセロナ大会からは大会後半から前半に移動。大会第1号が柔道となることが増えた。

今大会は女子48キロ級に渡名喜風南、男子60キロ級に高藤直寿が出場。先に女子が行われるため、第1号は2017年から世界選手権で金、銀、銀と3大会連続決勝に進出している渡名喜が有力。記念の500個目を手にする可能性は高い。

ただし、柔道の決勝セクションは午後5時から。敗者復活戦の後に準決勝、3位決定戦、決勝が行われる。それより前の昼間にも決勝競技はある。有力なのは、23日にランキングラウンドが行われ、予選3位で通過したアーチェリー混合団体の武藤弘樹と山内梓。午後5時までにはメダルが決まる。

3大会連続メダルを狙う重量挙げ女子49キロ級の三宅宏実は、午後1時50分に登場。仮にメダル獲得となれば、64年東京大会重量挙げで金メダルを獲得した伯父の三宅義信に続く「東京大会金メダル第1号」。いずれにしても、競技初日の24日に通算500個目のメダルが日本にもたらされそうだ。