NHK総合で23日に生中継された、東京オリンピック開会式(午後7時56分)の世帯平均視聴率が56・4%(関東地区、速報値)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。

瞬間最高は61・0%で、午後8時25分、同26分、同47分の真矢ミキが登場した木やりうたとダンスのパフォーマンス、入場行進でアンゴラ、アンティグア・バーブーダなどが登場した瞬間だった。

夏季の直近5大会は、04年アテネ大会が13・7%、08年北京大会が37・3%、12年ロンドン大会が24・9%、16年リオ大会が23・6%。前大会を32・8%上回った。1964年(昭39)の東京大会は61・2%を記録している(数字は全てNHK総合、関東地区)。

開会式では「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」など人気ゲーム音楽を使った入場行進、全50競技のピクトグラムをパントマイムで表現したパフォーマンスが話題に。芸能界からも森山未来、真矢ミキ、なだぎ武、劇団ひとりらが出演し、市川海老蔵は歌舞伎十八番の1つ「暫(しばらく)」を披露した。

また、国立競技場内を走る聖火ランナーとして王貞治氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏の“国民栄誉賞トリオ”が登場。聖火台に灯をともす最終ランナーを女子テニスの大坂なおみが務めた。