東京オリンピック(五輪)スケートボードのストリート男子日本代表、白井空良(19=ムラサキスポーツ)が13日、オンライン取材に応じた。

ゴールドに染めた髪をなびかせ、これまで披露したことのない技を準備して臨むと言い「初の五輪種目で、金メダルを取りたいです」と力強く宣言した。

無観客開催となることについて受け止めを問われ、白井は「自分のやったトリックで歓声がわくと自信になっていた。観客がいない中でやったことがないのでつらいです」。本音をのぞかせながらも、「いつも通りやるだけです」と気持ちを切り替える。

白井が出場するストリート男子は、大会序盤の25日に東京・有明アーバンスポーツパークで行われる。初めて滑る会場という難しさに加え、当日は厳しい暑さも予想される。

ただ、不安よりも楽しみが勝る。普段の大会では好きな服を着飾って競技に臨むが、五輪本番では代表ユニホームを着用する。支給された中から選ぶのが興味深かったようで「サッカーのユニホームみたいなものから、つなぎ(服)みたいなのもあって、どれを着るか迷っています」と明かした。

本番まで10日余り。白井は「自分がやるトリックは世界のスケーターがやってないところがある。人がやっていない技をやった方が点数が出てるので、(見ている人が)かっこいいと思うようなことをしたい」と意気込みを語った。