サッカー女子日本代表・なでしこジャパンは、東京五輪前の最後の親善試合となるオーストラリア戦(14日、京都・サンガスタジアム)に向け13日、試合会場で公式練習を行った。

直前まで激しい雷雨に見舞われたが開始前に雨は止み、通常通りの練習メニューをこなした。22人全員でウオーミングアップをし、DF熊谷主将を中心に声をかけながらパス練習。冒頭15分間だけを報道陣に公開し、その後は非公開にして約60分間の練習を終えた。

高倉麻子監督は「自分たちのチームが今どんな状態なのかを把握する意味でも、大切な試合になる」とオーストラリア戦の重要性を強調した。

背番号10を付けるFW岩渕は「自分たちがこうやってサッカー出来る事に感謝しながら、自分達の立ち位置を認めてもらえるように頑張らないといけない」と話した。

京都で開催されるオーストラリア戦は有観客になるが、五輪では札幌ドーム開催の1次リーグ1、2戦目が無観客で行われることが決まっている。【三宅ひとみ】