日本はMF久保建英(20=レアル・マドリード)の得点で、南アフリカとの初戦を白星で飾った。

後半26分、MF田中碧(22=デュッセルドルフ)からのサイドチェンジを右サイドでピタリと止め、カットインして左足で逆サイドに決めた。

アシストした田中は「僕個人として、前半から顔を上げた時に、(前線のスペースに)誰かしら(顔を)出してほしいなと感じていた。そこに走ってもらえれば、通せる自信ある」。自信をもっていた形でパスを通し、久保のゴールを演出した。

前半は試合を支配しながらも、なかなか決定機を生み出せなかった。田中は前半、個人で運ぶというより、ボールを動かすことで、スペースが生まれることを狙ったという。

「後半(スペースが)空いてきて、もう少し精度を伴えば良かったけど、この暑さも緊張感もあり、みんながみんな、ボールが足に付いていたかと言えば、そうでもなかった」。

しかし「ゴール前の精度は必然的に上がっていくと思うし、緊張感はまた見ながら入れる」と前向きに受け止め、「緊張感ある初戦で、勝ち点3を取ることが大事だった。(相手が)5バックで、攻略するのは簡単じゃないと分かっていた。しっかり勝てたのは良かった」と勝利に安堵(あんど)した。