日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が29日、オンラインで取材対応した。

現在行われている東京五輪では男女ともに決勝トーナメント(T)進出を決めている。田島会長は「男子と女子で状況は違うが、勝負の世界では、まずそこ(決勝T)までいくかどうか。内容がよくても負ければ終わりだし、内容が悪くても勝っていくことも大事」とまずは突破を決めた両チームを評価した。

好調の男子は1次リーグを唯一、3戦全勝で勝ち進んだ。2勝して臨んだフランス戦もメンバーを落とさずに臨み、4-0で完勝。「気持ちが行き届いて、集中している戦いをした」と振り返り「中山雄太がボランチや左SBをやったり、板倉滉がCBもボランチもできたり、多くの選手がポリバレントにプレーできるようになっている」と、チーム力の向上も口にした。

女子は優勝候補スウェーデンと、男子はニュージーランドとそれぞれ準々決勝で対戦する。「調子がいいからニュージーランドに勝てる保証はないし、女子も諦める必要まったくない。日本が進歩していることは感じる。勝負をしてもらいたい」と双方に期待を寄せた。